睡眠の質が悪いとSBP8.7mmHg上昇
自宅で利用可能な脳波レコーダーによる解析
2023年12月15日 13:57
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睡眠は質と量の両面から評価する必要があるが、従来の疫学研究は量(時間)のみにフォーカスしたものが多く、質については質問票など対象の主観に基づく評価が大半だった。筑波大学国際統合睡眠医科研究機構コアグループ主任研究者/准教授の岩上将夫氏、株式会社S'UIMIN執行役員の樋江井哲郎氏、KRD日本橋(東京都)院長の田中岳氏らの研究グループは、筑波大学発のスタートアップ企業S'UIMINが開発した自宅で簡便に睡眠パラメータを測定できる脳波レコーダー「InSomnograf」を用いて脳波に基づく睡眠特性を測定し、健康診断結果との関連を検討する横断研究を実施。客観的な睡眠の質の悪さが収縮期血圧(SBP)SBP8.7mmHgの上昇と関連するなどの結果をSci Rep(2023; 13: 21545)に発表した。