レビー小体型認知症「模写する図形のみ縮小」
2024年01月04日 17:12
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認知症患者の中に、図形を模写する際、極端に小さく描く症例が存在することは報告されているが、その病態・機序や疾患との関連性は不明である。滋賀県立総合病院精神科の鈴木則夫氏は、病状の進行に伴い模写図形が縮小していったレビー小体型認知症(DLB)例を経験したことから、認知症患者43例を対象に、模写図形および文字に縮小傾向が見られるか否かを検討。アルツハイマー型認知症(AD)とDLBで異なる傾向が見られ、DLBでは「図形は縮小、文字は不変」が特徴的だったと、第47回日本高次脳機能障害学会(2023年10月28~29日)で報告した。