自己施術の脳電気刺激、うつ病に効果示せず
ブラジル・家庭用機器を用いたRCT
2024年01月15日 17:20
170名の医師が参考になったと回答
© Adobe Stock ※画像はイメージです
訓練を受けた術者による経頭蓋直流電気刺激(tDCS)療法は、大うつ病に対して中等度の効果がある。一方、家庭用tDCSの自己施術の有効性は明らかでない。ブラジル・University of São Paulo Medical SchoolのLucas Borrione氏らは、大うつ病患者による家庭用tDCSの自己施術が大うつ病エピソードの軽減に有効か否かを、デジタルアプリによる行動療法の併用の有無別に検討する二重盲検シャム対照ランダム化比較試験(RCT)を実施。行動療法の併用の有無を問わず、tDCSの自己施術の有効性は認められなかったことをJAMA Psychiatry(2024年1月3日オンライン版)に報告した。