不眠症にリラクゼーションは逆効果か
RCT 241件のメタ解析
2024年01月26日 17:52
242名の医師が参考になったと回答
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米国では、人口の4~22%が慢性不眠症と推定される。有効性と安全性から、不眠症に対する認知行動療法(CBT-I)が第一選択とされているが、CBT-Iは複数の手法から成るため、どの要素が効果を発揮するかは明らかでない。東京大学病院精神神経科の古川由己氏らはCBT-Iの効果を検討したランダム化比較試験(RCT)241件を対象にシステマチックレビューとコンポーネントネットワークメタ解析(CNMA)を実施。検討の結果、「不眠症に対する睡眠衛生指導の有効性は認められず、リラクゼーションは逆効果である可能性が示唆された」とJAMA Psychiatry(2024年1月17日オンライン版)に報告した。