血友病患者の高リスク運動が可能に
週1回投与の新規血友病A治療薬
2024年03月07日 13:45
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血友病は血液凝固第Ⅷ因子(FⅧ)、第Ⅸ因子(FⅨ)の質的量的な低下または欠乏により、関節・筋肉内などに重篤な出血症状を繰り返す先天性出血性疾患で、国内の血友病患者は約7,000人とされる。昨年(2023年)11月に東京都で開かれたメディアセミナーで、奈良県立医科大学小児科教授・小児科部長の野上恵嗣氏が血友病治療の現状と血友病Aの新規治療薬エフアネソクトコグ アルファ(商品名オルツビーオ)について解説。「エフアネソクトコグ アルファはほぼ全年齢に使用でき、週1回の投与でFⅧ活性40%以上が4日以上継続し、高リスクの運動(サッカー、ラグビー、スキー、武道、バレーボールなど)も可能になる」と述べた。(同薬は昨年11月に発売)