気管挿管の喉頭鏡は、直視よりビデオ
米・クラスターランダム化クロスオーバー試験
2024年04月03日 13:54
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手術室での気管挿管は通常、直視型喉頭鏡を用いて行われるが、声門部の視認が困難な場合もあり、約8%の患者で挿管までに複数回の試行が必要となる。ビデオ喉頭鏡は気道の視認性を改善するが、視認性の改善による挿管試行回数への影響について、一貫した研究結果は得られていない。米・Cleveland ClinicのKurt Ruetzler氏らは、心臓・胸部・血管の手術を受ける患者においてビデオ喉頭鏡と直視型喉頭鏡による気管挿管を比較するクラスターランダム化クロスオーバー試験を実施。直視型喉頭鏡の使用例と比べ、ビデオ喉頭鏡の使用例では気管挿管の初回成功率が高く、挿管試行回数を減少させたことをJAMA(2024年3月18日オンライン版)に報告した。