エンハーツ、FDAが複数の固形がんへの適応拡大を承認
第一三共
2024年04月08日 16:24
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第一三共は本日(4月8日)、抗HER2抗体薬物複合体トラスツズマブ デルクステカン(T-DXd、商品名エンハーツ)について、米食品医薬品局(FDA)より「前治療歴があり代替の治療手段のない切除不能または転移性のHER2陽性固形がん」の適応を取得したと発表した。抗HER2療法としてFDAよりがん種横断的に承認されたのは同薬が初となる。同薬はこれまで、FDAよりHER2陽性乳がん、HER2低発現乳がん、HER2陽性胃がん、HER2遺伝子変異を有する非小細胞肺がんの適応で承認されている。
今回の承認は、前治療歴のあるHER2発現の進行性固形がん(胆道がん、膀胱がん、子宮頸がん、子宮内膜がん、卵巣がん、膵臓がんおよび希少がん)、非小細胞肺がんおよび大腸がん患者を対象とした第Ⅱ相臨床試験3件(DESTINY-PanTumor02、DESTINY-Lung01、DESTINY-CRC02)などの結果に基づく。