siRNA薬zerlasiran、2回投与でも成績良好
安全にリポ蛋白(a)を低減、第Ⅱ相の実施を後押し
2024年04月18日 05:00
154名の医師が参考になったと回答
© Adobe Stock ※画像はイメージです
低分子干渉RNA(siRNA)薬zerlasiranは、アテローム動脈硬化性心血管疾患(ASCVD)および大動脈弁狭窄症の危険因子である血清リポ蛋白(a)の合成を抑制する。米・Cleveland Clinic Center for Clinical ResearchのSteven E. Nissen氏らは、血清中のリポ蛋白(a)〔Lp(a)〕濃度が150nmol/L以上でASCVDの既往がない14例とASCVD患者37例を対象に、zerlasiranの安全性と忍容性、Lp(a)への影響を検討する二重盲検プラセボ対照ランダム化比較試験を実施。単回投与と2回投与のいずれにおいてもzerlasiranの高い忍容性が示され、血中Lp(a)濃度を低下させたとJAMA(2024年4月8日オンライン版)に報告した。