メニューを開く 検索

トップ »  医療ニュース »  2024年 »  時事メディカル »  救急搬送にマイナ保険証活用 実証事業、23日スタート―総務省消防庁〔時事メディカル〕

救急搬送にマイナ保険証活用 実証事業、23日スタート―総務省消防庁〔時事メディカル〕

2024年05月07日 10:37

92名の医師が参考になったと回答 

 総務省消防庁は、マイナンバーカードと一体化した「マイナ保険証」を使って、急病人やけが人を救急搬送する実証事業を今月23日から始める。患者本人が受診歴や服用している薬などを説明できない状況でも、救急隊員が現場でカードを読み取って必要な情報を入手し、最適な医療機関に搬送できるようにする。

jiji20240507-1.png

 35都道府県の67消防本部で実施する予定。23日に神奈川県平塚市消防本部、兵庫県姫路市消防局、宮崎県都城市消防局の3消防本部で始め、準備が整い次第、残る64消防本部でも順次スタートする。期間は2カ月程度を想定している。

 救急現場では、患者本人や家族から受診歴などを口頭で確認しているが、症状によっては説明できなかったり、服用している薬を家族が把握していなかったりする場合も多い。

 実証事業では、患者の同意を得た上で、救急隊員がカードリーダーでマイナ保険証を読み取り、患者の医療情報を照会できる「オンライン資格確認等システム」にアクセス。閲覧した情報に基づき、受診歴のある病院に搬送したり、搬送先に持病を伝えたりして、救急搬送の迅速化・円滑化を図る。患者の意識がない場合は、例外的に同意なしでも閲覧できることにする。

 厚生労働省によると、マイナ保険証の利用登録件数は2024年3月31日時点で約7200万件。実証事業の結果を踏まえ、同庁は25年度中に全国での導入を目指す考えだ。同庁の担当者は「一人でも多くの人に日ごろからマイナ保険証を持ち歩いてほしい」と話している。

(2024年5月6日 時事メディカル)

無料でいますぐ会員登録を行う

【医師限定】

初回登録で500円分のポイントをもれなく進呈!

(5月末迄/過去ご登録のある方を除く)

  • ・ ご利用無料、14.5万人の医師が利用
  • ・ 医学・医療の最新ニュースを毎日お届け
  • ・ ギフト券に交換可能なポイントプログラム
  • ・ 独自の特集・連載、学会レポートなど充実のコンテンツ

ワンクリックアンケート

治安は悪化している? この1年で防犯対策をしましたか?

トップ »  医療ニュース »  2024年 »  時事メディカル »  救急搬送にマイナ保険証活用 実証事業、23日スタート―総務省消防庁〔時事メディカル〕