ウゴービ、2型糖尿病の肥満HFpEF例にも著効
STEP-HFpEF DM試験
2024年05月08日 16:17
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日本で今年(2024年)2月に肥満症治療薬として発売されたGLP-1受容体作動薬セマグルチド(商品名ウゴービ、以下、本記事でのセマグルチドは全てウゴービ)について、新たなエビデンスが示された。米・Saint Luke's Mid America Heart InstituteのMikhail N. Kosiborod氏らは、2型糖尿病を合併した肥満の駆出率が保持された心不全(HFpEF)患者(2型糖尿病+肥満HFpEF患者)に対するセマグルチドの有効性と安全性の検証を目的として国際共同多施設二重盲検プラセボ対照ランダム化比較試験(RCT)STEP-HFpEF DMを実施。「セマグルチド群で心不全(HF)に関連する症状負荷の有意な改善が認められた」と第73回米国心臓病学会(ACC.24、4月6~8日)で報告した。詳細は、N Engl J Med(2024; 390: 1394-1407)に同時掲載された。