「紅麹コレステヘルプ」の腎障害発症例調査、中間報告発表
日本腎臓学会
2024年05月08日 15:03
54名の医師が参考になったと回答
日本腎臓学会は昨日(5月7日)、紅麹コレステヘルプ(以下、被疑剤)に関連した腎障害に関する調査研究の中間報告を発表した(関連記事:「紅麹コレステヘルプ」の腎障害でWebアンケートを実施)。
同学会は、被疑剤服用後に腎障害を発症した症例に関するアンケートを今年(2024年)3月29日~4月30日に実施。89例(女性65.3%、被疑剤服用後も症状や検査値異常が認められなかった例も含む)が登録され、主な検査データ異常としてFanconi症候群を疑う所見が目立っていたという。なお、死亡例はなかった。
同学会理事長の南学正臣氏らは「最終報告に向け、データクリーニングおよび解析を進めていきたい」と展望している。