〔編集部から〕このシリーズは、世界各国で活躍する医務官によるリレー形式のエッセーです。“究極の総合診療医”でもある医務官が、在留邦人に対する医療活動や赴任先でのエピソードなどを紹介。各国の医療事情や現地の写真なども盛り込み、医務官の目を通じて医療の在り方を考えます。
幸福のアラビア、そして最後のフロンティア
外務省福利厚生室上席専門官 猪瀬崇徳
2018年05月30日 06:00
7名の医師が参考になったと回答
バーバル・ヤマン(イエメン門) 著者の知人撮影
初めての夢の海外生活は、防弾チョッキを着用し、防弾車に乗り込み、武装警備員のエスコートの下、大使館とホテルを往復する毎日でした。イエメン共和国では、私が着任する少し前に日本人大使館員が自家用車で出勤途中に何者かにナイフで襲われて負傷し、車を奪われるという事件が起こったこともあり、基本的には外出は許...無料でいますぐ会員登録を行う
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