レム睡眠行動障害の30%がうつ病合併
初のシステマチックレビューとメタ解析
2022年10月26日 05:00
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レム睡眠行動障害(RBD)は、睡眠障害の1つでレム睡眠時に寝言を言う、暴れるなどの症状が現れる。高齢者に多く、パーキンソン病(PD)やレビー小体型認知症などの神経変性疾患との関連が指摘されている。これらの神経変性疾患では高率にうつ病を合併することが指摘されているが、RBDとうつ病の関連は明らかでない。そこで滋賀医科大学精神医学講座の角幸頼氏、増田史氏らは、RBDにおける抑うつ状態および関連症状についてシステマチックレビューとメタ解析を実施。うつ病合併率は約30%と高いことをSleep Med Rev(2022; 65: 101684)に発表した(関連記事「抗うつ薬がレム睡眠行動障害のリスクに」)。