福岡7施設の高精度データで脳卒中対策を
2023年05月16日 16:02
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健康寿命延伸の阻害要因である脳卒中に対し、発症予防や急性期医療の充実が喫緊の課題となっている。そこで重要となるのが、治療におけるエビデンス構築と臨床知見を検証するための、高精度で大規模なデータベースの確立である。福岡県では県内7施設において、2007年6月~19年9月に登録された発症7日以内の急性期脳卒中患者らの診療情報などを集積したデータベースを構築している〔福岡脳卒中データベース研究(Fukuoka Stroke Registry;FSR)〕。九州大学大学院医療経営・管理学教授の松尾龍氏は、STROKE2023(3月16~18日)でFSRの概要と今後の展望を解説した。