コロナ禍で5歳児の発達に4カ月の遅れ
2023年07月13日 17:53
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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行拡大は、就学児の学力の低下と関連することが示唆されているが、未就学児への影響については明らかになっていない。京都大学大学院社会疫学分野の佐藤豪竜氏らの研究グループは、COVID-19の流行拡大と乳幼児の発達の関連について検討。その結果、COVID-19の流行を経験していない児と比べ、流行を経験した5歳児は平均4.39カ月の発達の遅れがあった一方、3歳児では明確な発達の遅れは見られず、発達が進んだ領域もあったことをJAMA Pediatr(7月10日オンライン)に報告した。