HER2陰性進行胃がんの新薬、QOLも良好
抗Claudin18.2抗体zolbetuximab
2023年10月27日 13:22
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抗Claudin18.2抗体zolbetuximabは、HER2陰性で切除不能進行・再発胃がんの一次治療における導入が待たれている新規分子標的薬であり、日本では今年(2023年)6月に承認申請された。ドイツ・University of Leipzig Medical CenterのFlorian Lordick氏らは欧州臨床腫瘍学会(ESMO 2023、10月20〜24日)で、zolbetuximabの有効性と安全性を検討した国際第Ⅲ相ランダム化比較試験SPOTLIGHTおよびGLOWにおける健康関連QOL(HRQOL)のデータを発表。化学療法へのzolbetuximab上乗せによるHRQOLへの悪影響は認められなかったと報告した(関連記事:「進行胃がん、新規分子標的薬が有効」「進行胃がんへのzolbetuximab、第Ⅲ相でPFS、OSが有意に延長」)。