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眼科医にウェルナー症候群疑い例の紹介を呼びかけ

日本眼科学会

2024年01月10日 13:34

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 日本眼科学会は本日(1月10日)、ウェルナー症候群全国疫学調査事務局が眼科医に対して遺伝的早老症であるウェルナー症候群の早期発見、早期診断のため、若年性の両側白内障および緑内障など同疾患が疑われる例について近隣の大学病院等に速やかに紹介するよう通知したことを発表した。

 ウェルナー症候群は思春期以降に白髪、若年性の両側白内障、皮膚の萎縮や胼胝、内臓脂肪蓄積、糖尿病、心筋梗塞、悪性腫瘍などの加齢関連疾患を発症する疾患である。まれな疾患だが、世界における報告の3分の2が日本人であり国内の患者数は約700~2,000例とされる。いまだ根治治療はなく、皮膚潰瘍や悪性腫瘍などでQOLが著しく低下する一方、近年は早期介入で血管イベントによる死亡率が減少することもわかっており早期診断・早期治療の重要性が増している。

 ウェルナー症候群例の初期症状として20~30歳代の両側白内障があるほか、若年での緑内障を発症しやすい可能性が指摘されており、眼科医が関与する機会が多いことから、同事務局は呼びかけを行った(関連記事「日本人に多い早老症、予後改善も早期診断が課題」)。

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