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リバーロキサバンは授乳中も安全に投与可能

母乳移行性と乳児曝露量を検証

2024年04月19日 15:20

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イメージ画像 © Adobe Stock ※画像はイメージです

 周産期には、血流停滞や血液凝固能亢進などの影響により静脈血栓塞栓症(VTE)のリスクが上昇し重症例では死亡する場合もある。VTEの予防・治療には抗凝固薬を用いるが、授乳中の使用では母乳を介した児の薬剤曝露が懸念される。抗凝固薬のうち、ワルファリンとヘパリンは母乳移行性が低く安全性が確立されている半面、頻回の採血、用量調整、注射による投与など患者の負担が大きい。一方、直接作用型経口抗凝固薬(DOAC)は経口薬で用量調節や採血が不要だが、授乳を介した乳児への影響は明らかでない(リバーロキサバンは妊婦禁忌)。京都大学病院循環器内科の山下侑吾氏らの研究グループは、母乳哺育中にリバーロキサバンを使用した母児の血中および母乳中薬物濃度を測定し、薬物動態モデル解析に基づき検証。その結果、母親のリバーロキサバン使用による乳児への薬剤曝露は限定的で、出血などの副作用も認められなかったことから、授乳中でも安全に投与できるThromb Res2024: 237; 141-144)に報告した(関連記事「超高齢や腎機能障害も恐れず抗凝固療法を!」)。

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