超高齢や腎機能障害も恐れず抗凝固療法を!
2024年02月28日 11:39
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心房細動(AF)患者において、大出血を来した例では全死亡や血栓塞栓症リスクが著明に上昇し予後を悪化させる(Eur Heart J Qual Care Clin Outcomes 2021; 7: 163-171)。しかし、出血リスクが高いために「抗凝固療法はやめておこう」と考えがちなケースでも、施行が必要な症例が存在する。国立病院機構京都医療センター循環器内科診療科長の赤尾昌治氏は第24回動脈硬化教育フォーラム(1月28日)で、抗凝固療法施行に悩む7つのケースについて解説し「腎機能が低下した高齢者においても多くの場合は抗凝固療法が可能だ」と述べた。