がん関連VTEにリバーロキサバンが有効
国内リアルワールドデータ
2024年04月23日 05:10
170名の医師が参考になったと回答
国際医療福祉大学循環器内科教授の田村雄一氏らは、活動性がん患者の静脈血栓塞栓症(VTE)に対する直接作用型経口抗凝固薬(DOAC)リバーロキサバンの治療成績を前向きに検討した国内の多施設共同観察研究の結果を報告。リバーロキサバンを投与した322例の約半数が肺血栓塞栓症(PE)だったが、治療開始後24週時のVTE無再発・無増悪生存率は98.0%、大出血は2.8%と良好な成績が示されたと第88回日本循環器学会(3月8~10日)で発表した(関連記事「がん関連VTE、各DOACの有効性は同等」)。