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小児のコロナ後遺症、ワクチン2回でリスク減

HER-SYSデータを用いた住民ベースの横断研究

2024年04月23日 17:35

160名の医師が参考になったと回答 

イメージ画像 © Adobe Stock ※画像はイメージです

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の罹患後症状とされる症状の多くは、非感染者にもしばしば見られるため、真に感染と関連したものかは不明である。また小児および若年者は無症状または軽症の経過をたどる場合が多く、罹患後症状の頻度など臨床的特徴の詳細は明らかでない。国立国際医療研究センターグローバルヘルス政策研究センター主任研究員の細澤麻里子氏らは大阪府八尾市保健所と共同で、「新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理システム(HER-SYS)」のデータを用いて小児の新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染例における罹患後症状の頻度および関連因子を検討する住民ベースの横断研究を実施。感染前にSARS-CoV-2ワクチンを2回以上接種していた児は、罹患後症状の発現リスクが低かったとの結果をInt J Infect Dis2024: 143; 107008)に報告した。(関連記事「Long COVIDどこまで分かったか」)

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