ペムブロリズマブと骨折、関連性は?
ICI危険因子も探索
2024年04月24日 10:45
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免疫チェックポイント阻害薬(ICI)は有効性の高さから、多くのガイドラインでがんに対する使用が推奨されている。ICIの治療に伴う免疫関連有害事象(irAE)への対応は重要な課題とされるものの、多くは急性期疾患であり、骨粗鬆症などの慢性疾患はICI投与のリスクと考えられていない。藤田医科大学薬物治療情報学の戸邊隆夫氏は、PD-1阻害薬ペムブロリズマブの処方前後における骨折発生状況や骨折の危険因子を検討。結果を第144回日本薬学会(3月28~31日)で報告した(関連記事「ICI治療に伴う皮膚障害、効果との関連は?」「末梢血リンパ球数でICIの副作用を予測」)。