特定のお尻の拭き方が尿路感染症リスクに
日本の横断観察研究で初めて統計学的に証明
2024年05月24日 15:30
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東北大学病院総合地域医療教育支援部の赤石哲也氏は、トイレで排泄後の肛門部の拭き方と尿路感染症(UTI)発症リスクとの関連を検討する横断観察研究を実施。その結果、UTI発症率は男性と比べて女性で有意に高く、女性の約半数が両足の間に前から手を入れて後ろから前に向かって拭いており、40~59歳の中年女性ではこの拭き方がUTIの危険因子になりうることが統計学的に初めて示唆されたとCureus(2024; 16: e58107)に発表した(関連記事「下部尿路症状、一般内科外来での診断ポイント」)。