緊急度・重症度を考慮し急変を未然に防ぐ！

院内迅速対応システムの活用事例

2023年08月16日 15:59

　「急変には前兆がある」という点に着目し、患者の状態変化を早期に発見して介入につなげることで、急変や重篤な有害事象を防ぐ仕組みである院内迅速対応システム（Rapid Response System；RRS）。日本でも導入が進んでいるが、施設によって体制や起動基準が異なる。横須賀市立うわまち病院では、重症度および緊急度を考慮したRRS体制を構築しているという。同院総合診療センター特定行為研修修了生（以下、特定看護師）の山田大地氏は、現在の体制を構築するに至った経緯と事例について第26回日本臨床救急医学会（7月27～29日）で発表した（関連記事「迅速対応システムに至適な基準値は？」「急変予測監視システムは効率化が課題」）。