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ESC Congress 2015レポート

ESC, 非ST上昇型ACSなど5疾患のGLを一挙発表/橈骨動脈アクセスによるPCIを推奨究

 欧州心臓病学会(ESC Congress 2015;8月29日〜9月2日,ロンドン)において,「非ST上昇型急性冠症候群(ACS)」「肺高血圧症」「心室性不整脈の管理と心臓突然死の予防」「感染性心内膜炎」「心膜疾患」に関する5つの改訂ガイドライン(GL)が公表された(いずれもEur Heart J 2015年8月29日オンライン版に掲載)...

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リードレス心臓ペースメーカーの安全性と有効性が明らかに/LEADLESSⅡ試験

 リードレス心臓ペースメーカー(LCP)は,リード関連の合併症を回避可能な新規のデバイスとして期待されている。LEADLESS試験では33例の比較的小規模な被験者における安全性と有効性が報告されているが,今回,米・Icahn School of Medicine at Mount Sinaiの Vivek Y. Reddy氏らは,より多数の被験者を対象に,LCP留置6カ月後の...

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治療抵抗性高血圧の約6割がスピロノラクトンで血圧コントロール良好に/ESCで発表のPATHWAY2試験

 最大耐用量のRA系阻害薬やCa拮抗薬,利尿薬を使用しても血圧コントロール不良な治療抵抗性高血圧に対し,これらの併用療法にスピロノラクトンを上乗せしたところ,α遮断薬やβ遮断薬などを上乗せした場合に比べて収縮期血圧(SBP)の低下度が有意に大きかったとするPATHWAY※1 2試験の結果が欧州心臓病学会(ESC Congress 2015;8月29日〜9月2日,ロンドン)...

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院外心停止例へのCPRは何分続けるべきか/日本の救急医がESCで報告,住民ベース観察研究

 救急隊員や医師にとって,心肺蘇生(CPR)をいつ中止すべきかの判断は極めて難しいものだ。CPRは何分間継続すれば最善の生存率と神経学的転帰につながるのか―。これを明らかにするために,金沢大学病院救急部長で病院臨床教授の後藤由和氏らが実施した住民ベースの観察研究の結果が欧州心臓病学会(ESC Congress 2015;8月29日〜9月2日,ロンドン)で...

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中枢性睡眠時無呼吸用デバイスで心不全患者の死亡リスクが増大

 Adaptive servo ventilation(ASV)は,持続陽圧呼吸(CPAP)療法と比べ中枢性睡眠時無呼吸(CSA)における有効性が高く,既に臨床使用されている。慢性心不全(CHF)患者にはCSA合併が多く,ASVが心不全予後を改善するとの期待の下,2008年に第IV相試験SERVE-HFが開始された。しかし,今年(2015年)5月,同試験にASV機器を提供するResMed社が...

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NVAF患者に対するNOACの出血リスク比較成績が発表/米国内データベースを用いた2つの研究

 現在,抗トロンビン薬のダビガトラン,第Ⅹa因子阻害薬のリバーロキサバン,アピキサバン,エドキサバンと4剤の非ビタミンK拮抗経口抗凝固薬(NOAC)が登場しているが,それぞれの有効性や安全性に差が認められるのかは臨床上重要な関心事となっている。英・University of BirminghamのGregory YH. Lip氏らは,米国内の医療データベースを...

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ネプリライシン阻害薬+ARBの新規薬が脈圧増大した高齢高血圧患者に有用/欧州心臓病学会

 生体内においてナトリウム利尿ペプチドやブラジキニンなどの血管作動性ペプチドの分解に働く内因性ネプリライシンに対する阻害は,動脈機能の改善や動脈壁の硬化抑制,交感神経活性抑制などに寄与すると考えられる。英・University College LondonのBryan Williams氏らは,アンジオテンシンⅡ受容体拮抗作用とネプリライシン阻害作用を...

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