60歳代から「かんで食べられる」が大幅減少

 厚生労働省は9月11日、昨年(2017年)実施した「国民健康・栄養調査」の結果を発表した。昨年は毎年実施している基本項目に加え、高齢者の健康・生活習慣の状況を重点項目とし、高齢者の筋肉量や生活の様子について初めて調査した。その結果、「なんでもかんで食べることができる」者や「20歯以上歯を有する」者の割合は60歳代から著しく減少することが分かった。肥満者の割合に変化はなく、特に20歳代女性では痩せの者(BMI 18.5未満)の割合が高かった。習慣的喫煙者は減少しているが、30〜40歳代の男性では約40%が喫煙者で、非喫煙者の受動喫煙の機会は「飲食店」が最も多かった。