善い行いをする人は公平な人?

 人は、出生後かなり早期から公平性に対して高い感受性を持つことが過去の研究で示されており、物を分配するときには、乳児でも公平に分配されることを期待するという。このほど、京都大学などの研究グループは14カ月児を対象に、こうした公平感の知覚が事前の振る舞いによって影響を受けるか否かを検討した。その結果から、乳児は、善良な行いをする人は公平に分配することを予期しているようだと、Front Psychol2018; 9: 1649)に発表した。