今世紀中に子宮頸がん撲滅は可能
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ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン接種と子宮頸がんスクリーニングが急速かつ広範に実施されれば、子宮頸がんは今世紀(21世紀)末までに世界のほとんどの国で公衆衛生上の問題から除外できる可能性がある。オーストラリア・Cancer Council New South WalesのKate T. Simms氏らは、世界181カ国を対象に2020~99年に前述した2つの既存の介入による子宮頸がん撲滅の可能性を数理モデルを用いて検討、その結果をLancet Oncol(2019年2月19日オンライン版)に発表した。2020年以降に2つの介入が高率に実施された場合、その後50年間(2069年まで)に最大1,340万例で子宮頸がんが予防できる一方、実施されない場合は4,440万例が子宮頸がんを発症するとみられる。世界規模でこのような推定が明らかにされたのは初めて。