免疫CP阻害薬による"Hyperprogression"

 免疫チェックポイント(CP)阻害薬はがん患者の治療に福音をもたらしている一方、一部では急速な腫瘍増大(hyperprogressionまたはhyperprogressive disease;HPD)が認められることがさまざまながん種で報告されている。国立がん研究センター中央病院消化管内科の青木雅彦氏は、進行胃がん患者におけるニボルマブ投与によるHPDの発生状況を検討。イリノテカン治療と比べてHPDの発生が多く、HPDを認めた症例では予後不良であることを第91回日本胃癌学会(2月27日~3月1日)で報告した。