産後うつで児の言語発達の遅れが3年間持続

 出産後に抑うつ気分や不安、意欲低下などの症状が現れる産後うつは、産後女性の10~20%が経験するとされている。浜松医科大学子どものこころの発達研究センター研究員の青柳早苗氏らは、同センターが実施する「浜松母と子の出生コホート研究」のデータを解析。その結果、母親の産後うつが出生児の言語の発達をおよそ3年間にわたって遅滞させる可能性があることを明らかにし、PeerJ2019; 7: e6566)に発表した。