心房細動の抗血栓療法、4レジメンで比較

 AUGUSTUSは、急性冠症候群(ACS)を発症または経皮的冠動脈インターベンション(PCI)を施行され、P2Y12阻害薬の投与が予定されている心房細動(AF)患者を対象に、アピキサバン vs. ビタミンK拮抗薬(VKA)、さらにアスピリン追加 vs. プラセボ追加の安全性を評価する2×2ファクトリアルデザインのランダム化比較試験。米・Duke Clinical Research InstituteのRenato D. Lopes氏らは、主要評価項目の大出血/臨床的に重要な非大出血の発現に関してアピキサバンがVKAに対し非劣性であること、またアスピリンを加えた抗血小板薬2剤療法(抗凝固薬+P2Y12阻害薬+アスピリン)に対する抗血小板単剤療法(抗凝固薬+P2Y12阻害薬)の優越性が同試験で示されたと、第68回米国心臓病学会(ACC 2019、3月16〜18日、ニューオーリンズ)で報告した。同試験の結果は、N Engl J Med (2019年3月17日オンライン版)に同時掲載された。