80歳以上の降圧、140/90未満で死亡リスク上昇
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最近まで、高齢者では血圧を140/90mmHg未満に管理することが有益と考えられてきたが、この目標値は一般化できないとの研究結果が示された。ドイツ・Charité's Institute of Clinical Pharmacology and ToxicologyのAntonios Douros氏らは、70歳以上の降圧薬服用患者を前向きに検討した結果、80歳以上または心血管イベント既往例では、血圧140/90mmHg未満への降圧が死亡リスク上昇に関連していたとEur Heart J(2019年2月25日オンライン版)で発表した(関連記事「日本も降圧目標を引き下げか」「高齢者のための高血圧診療GLを公表」「60歳以上の降圧、『SBP 150mmHg未満』を推奨」)。