シロスタゾール含む抗血小板薬併用療法

 再発リスクが高い脳梗塞患者に対して、アスピリン(ASA)またはクロピドグレルに加えてシロスタゾールを長期併用すると、ASAまたはクロピドグレルの単剤治療に比べ、同程度の安全性で脳梗塞再発リスクを有意に低下させることが分かった。シロスタゾールの脳梗塞再発予防効果を検討したわが国の多施設共同ランダム化比較試験(RCT)として、CSPS、CSPS 2に続いて3番目に行われたCSPS.com(Cilostazol Stroke Prevention Study for Antiplatelet Combination)試験の結果について、国立循環器病研究センター病院副院長/脳血管部門長の豊田一則氏が第44回日本脳卒中学会(STROKE2019、3月21~23日)で報告した。