冠攣縮の原因は心臓リンパ管にあり

 冠攣縮性狭心症の原因となっている冠攣縮の発生に心臓リンパ管の機能不全が関係していることを東北大学大学院循環器内科教授下川宏明氏らの研究グループが証明した。ブタを使った実験で明らかにしたもので、両者の関係が示されたのは世界初だという。原因が分かったことで冠攣縮性狭心症の治療法の開発が大きく進むことが期待される。詳細はArterioscler Thromb Vasc Biol2019; 39: 741-753)に掲載された。