日本人女性は公共の場でCPRを受けにくい

 京都府立医科大学救急医療学教室の松山匡氏らは、総務省消防庁の全国ウツタイン登録データベースを用いて日本における心肺蘇生(CPR)被実施率の性差を解析。その結果、公共の場で院外心停止(OHCA)となった65歳未満の女性は、男性に比べてその場に居合わせた目撃者(バイスタンダー)によるCPRを受けにくいことが示されたとMayo Clin Proc2019; 94: 577-587)に発表した。(関連記事「院外心停止の蘇生実施率が女性で低いワケ」)