急性大動脈解離、初の「診療の質指標」を開発

 院内死亡率が25~30%と非常に高いことで知られる急性大動脈解離(acute aortic dissection; AAD)の日本における治療状況を明らかにするため、武蔵野赤十字病院(東京都)循環器内科の山口徹雄氏らが大規模データベースを解析し、そのデータを基に診療の質指標(Quality Indicator; QI)を作成、詳細を第83回日本循環器学会(3月29〜31日)で報告した。同氏は「本邦においてAADのガイドラインに沿った治療が十分に行われているかどうかの基礎データが乏しかった。今回作成したQIの達成率はアウトカムと有意な関連が確認され、今後の診療の質均てん化や診療ギャップの改善に有用と考えられる」と述べた。