アブレーション、全例調査で日本の実態解明

 近年、日本では不整脈に対するカテーテルアブレーションの施行例が急激に増加しており、循環器疾患診療実態調査によると2017年度には7万例を超えた。しかし、その実態はこれまでほぼ不明であった。東京慈恵会医科大学循環器内科教授の山根禎一氏は、カテーテルアブレーション症例全例登録プロジェクト(J-ABレジストリ)の中間解析結果を第83回日本循環器学会(JCS2019、3月29~31日)で発表。同治療の対象となる不整脈の種類や具体的な手法、合併症などの現状が明らかになりつつあることが示された。