治療も感染予防も困難な新型真菌感染症
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日本で発見された新種の真菌、Candida aurisに注目が集まっている。英国や米国で院内感染の原因菌となっているこの真菌が、診断も治療も感染予防も困難な実に厄介な特徴を持つことが明らかになったためだ。3月29日に帝京大学で行われた1st Workshop on Candida auris Outbreak Preventionから、日本での対策について述べた国立国際医療研究センター国際感染症センター医長の忽那賢志氏の講演を紹介する。同氏は、C. auris感染例は未経験と前置きした上で、C. auris感染症の現状を整理、この国際医療の緊急課題に対してわれわれが取るべき備えを提案した。