冠動脈疾患血行再建GLが改訂

 日本循環器学会の「安定冠動脈疾患の血行再建ガイドライン(GL)2018年改訂版」が、外科系を含む循環器関連7学会の合同研究班により策定され、3月29日に同学会の公式サイトで公開された。第83回日本循環器学会(JCS2019、3月29〜31日)では、合同研究班班長で東邦大学医療センター大橋病院循環器内科教授の中村正人氏と外科系班員で東京医科歯科大学心臓血管外科教授の荒井裕国氏が、改訂のポイントを報告した。中村氏は「経皮的冠動脈インターベンション(PCI)と冠動脈バイパス術(CABG)を併記した初めてのGL」と位置付け、推奨レベルがクラスⅡb、Ⅲとなる病変分類の症例に対してはハートチームによるアプローチを強く推奨したと述べた。