痛みの"破局化"改善の鍵は医療への信頼

 患者が痛みの経験を反芻、拡大視することで無力感を覚えるなど、過度に否定的に捉える傾向は「痛みの破局化」と呼ばれる。この傾向は慢性疼痛の強さやそれに伴う機能障害、抑うつの重症度と関連しており、治療の上で軽減を図ることが重要である。九州大学病院心療内科の田中佑氏らは、同科の慢性疼痛患者を対象にした検討から、心療内科の初期治療において医師と患者の信頼関係を醸成すると、痛みの破局化が著明に改善する可能性があることを、第48回日本慢性疼痛学会(2月15~16日)で報告した。