HPVワクチン定期接種で前がん病変激減

 2価ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの定期接種化によって、子宮頸がんの前段階である子宮頸部上皮内腫瘍(CIN)の発症が激減したとする英・スコットランドの女性約14万人が対象の後ろ向き研究の結果がBMJ2019; 365: l1161)に発表された。研究を実施した英・University of EdinburghのTim Palmer氏らは「2価HPVワクチンの有効性は極めて高く、子宮頸がんの発症率を大幅に低下させるものと考えられる」としている。