知っておきたい腎がん術後の腎機能の指標

 近年、腎がんの術後の生命予後予測において、術後1カ月のeGFR(new baseline eGFR)を基準としたeGFR値の推移が重要視されている。東京医科歯科大学大学院腎泌尿器外科学の福田翔平氏らは、腎がんの手術例を対象にnew baseline eGFRを基準とした腎機能低下のリスク因子を検討。その結果、術前尿蛋白陽性例では腎機能低下のリスクが高いことが示唆されたと、第107回日本泌尿器科学会(4月18~21日)で報告した。