術後腸閉塞、開腹より腹腔鏡で少ない

 日本医科大学消化器外科准教授の山田岳史氏らは、腸閉塞治療の現状および腹腔鏡手術と癒着防止フィルムの有用性についての全国調査を実施。「手術による腸閉塞の原因としては大腸症例が最も多かった。また、開腹手術より腹腔鏡手術の方が低く、癒着防止フィルムによる腸閉塞の発症予防効果は認められなかった」と第55回日本腹部救急医学会(3月7〜8日)で結果を報告した。