日本の大腸がん検診に3つの問題点

 厚生労働省「がん検診のあり方に関する検討会」のメンバーで福井県健康管理協会・県民健康センター所長の松田一夫氏は、第105回日本消化器病学会(5月9~11日)で、日本の大腸がん検診の問題点を指摘。便潜血検査陽性者の精検受診率が低いことなどを挙げ、国内の大腸がん死亡者数は男女とも増加の一途をたどっており「昨年(2018年)の予測では、ついに米国を上回った」と危機感を募らせた。