FDAが取り消し検討の健康食品をメタ解析

「健康強調表示」は、特定の食品および食品成分に期待できる疾病リスクの低減効果などに対して、科学的根拠に基づき表示を許可する制度である。米食品医薬品局(FDA)は2017年に、心疾患のリスクを低下させるとして認めていた大豆蛋白質に対する健康強調表示の取り消しを提案した。それを受け、カナダ・University of TorontoのBlanco Mejia氏らは、過去に行われた関連試験についてメタ解析を実施。その結果、大豆蛋白質の摂取によりLDLコレステロール(LDL-C)が有意に低下し、これまで推奨されてきた大豆蛋白質の積極的な摂取を支持する結果が得られたと J Nutr2019; 149: 968-981)に発表した。