がん免疫療法時代の病態評価とは

 がん治療は「病態評価」に基づき「治療選択」および「治療」を行い、その後にあらためて病態評価により効果を判定するというステップが求められる。最も正確な病態評価の方法はがんそのものを評価する組織生検だが、侵襲性やがんのheterogeneityの問題があるため、実臨床では血液検査や画像診断がサロゲートマーカーとして活用されている。横浜市立大学大学院泌尿器科学准教授の中井川昇氏は、第107回日本泌尿器科学会(4月18~21日)でがん免疫療法時代の病態評価について報告した。