乳がんは糖尿病発症の危険因子か

 糖尿病患者では、乳がんの発症リスクが高いことが複数の研究で示されている。しかし、乳がん診断後の糖尿病リスクについては明らかでなかった。こうした中、デンマークの住民ベースの症例対照研究において、乳がんと診断された患者では、その後約5年間に糖尿病と診断されるリスクが23%高いことが示された。デンマーク・Aarhus University HospitalのReimar W. Thomesen氏らが、第79回米国糖尿病学会(ADA 2019、6月7~11日、サンフランシスコ)で報告した。