骨修飾薬で前立腺がん治療時の骨折が大幅減少

 骨折は、転移性去勢抵抗性前立腺がん(mCRPC)の全身療法において高頻度の副作用である。ベルギー・Université Catholique de LouvainのBertrand F. Tombal氏らは、mCRPC患者に対する経口アンドロゲン受容体シグナル伝達阻害薬エンザルタミドの単剤投与と塩化ラジウム(Ra)-223との併用療法を比較したPEACE Ⅲ試験において、骨修飾薬の併用により骨折を抑制できることを明らかにし、米国臨床腫瘍学会(ASCO 2019、5月31日~6月4日、シカゴ)で報告した。