乳がんで初のOS改善、CDK4/6阻害薬ribociclib+内分泌療法

 閉経前進行乳がん患者に対する、内分泌療法とCDK4/6阻害薬ribociclib併用の有効性と安全性を検討した第Ⅲ相二重盲検プラセボ対照ランダム化比較試験MONALEESA-7では、内分泌療法+プラセボ併用と比べて主要評価項目である無増悪生存期間(PFS)を有意に延長したことが報告されている(Lancet Oncol 2018; 19: 904-915)。米・UCLA Jonsson Comprehensive Cancer CenterのSara A. Hurvitz氏らは、主要な副次評価項目である全生存期間(OS)についてもribociclib+内分泌療法併用群で有意に延長したことを米国臨床腫瘍学会(ASCO 2019、5月31日~6月4日、シカゴ)で明らかにした。結果はN Engl J Med2019年6月4日オンライン版)に同時掲載された。