HER2陽性乳がん、三次治療からどうする?

 HER2陽性乳がんの三次治療以降において、HER1/2/4阻害薬neratinib+カペシタビン併用療法の有効性および安全性について、HER1/2阻害薬ラパチニブ+カペシタビン併用療法を対照として検証した国際第Ⅲ相ランダム化比較試験NALAの結果から、主要評価項目の1つである無増悪生存期間(PFS)の有意な延長が認められた。一方、もう1つの主要評価項目である全生存期間(OS)については両群で差は認められなかった。スペイン・Vall d'Hebron University HospitalのCristina Saura氏らが、米国臨床腫瘍学会(ASCO 2019、5月31~6月4日、シカゴ)で報告した。